2025.03.01 · 農園だより

タカミ・ファームについて|愛媛県愛南町の柑橘農家

愛媛県愛南町で、河内晩柑や甘夏などの柑橘を育てるタカミ・ファーム。東京から愛南町へ移り住み、受け継いだ園地を守りながら、作業しやすい畑づくりや新しい農業の形に取り組んでいます。農家であり、猟師でもある私たちの歩みと、柑橘づくりへの思いをご紹介します。

タカミ・ファームについて|愛媛県愛南町の柑橘農家

はじめまして。
愛媛県の最南端、愛南町で柑橘を育てている「タカミ・ファーム」です。

河内晩柑や甘夏、温州みかん、不知火、文旦、レモンなど、季節ごとにさまざまな柑橘を栽培しています。

私たちが大切にしているのは、畑で育ったものを、できるだけまっすぐお客様へ届けることです。

このブログでは、柑橘のこと、農作業のこと、愛南町での暮らし、そしてタカミ・ファームがどのような思いで農業に向き合っているのかをお伝えしていきます。

東京から愛媛県愛南町へ

私はもともと、東京で生まれ育ちました。

愛南町は父の出身地で、幼い頃から縁のある場所ではありましたが、最初から農家になることを決めていたわけではありません。

農業に関わるきっかけとなったのは、親族が管理していた柑橘園でした。

園地を将来へ残していくためには、誰かが管理を引き継がなければなりません。

そのことをきっかけに愛南町へ移り、柑橘農業の道へ進むことを決めました。

地域の農業法人で約3年半、柑橘の栽培や収穫、選果、出荷などを学び、2025年に独立しました。

まだ農園としての歴史は長くありませんが、受け継いだ園地を守りながら、これからの農業に合った形へ少しずつ整えています。

作業を続けられる園地を目指して

柑橘農業は、植えて収穫するだけではありません。

草刈り、剪定、摘果、防除、収穫、運搬など、一年を通して多くの作業があります。

山の斜面にある園地も多く、木が密集している場所では、機械が入りにくく、作業に時間がかかることもあります。

タカミ・ファームでは、将来も無理なく管理を続けられるように、木の間隔を広げる間伐や作業道の整備、新しい園地づくりにも取り組んでいます。

たくさん植えることだけではなく、一本一本の木をきちんと管理できる環境をつくること。

それが、安定して柑橘を育て続けるために大切だと考えています。

農家であり、猟師でもある理由

タカミ・ファームは、柑橘農家であると同時に、猟師としても山に関わっています。

愛南町では、イノシシなどの野生動物による農作物への被害も少なくありません。

柑橘を育てることと、園地や地域の環境を守ることは、切り離せないものだと感じています。

そのため、夫婦で狩猟免許を取得し、猟犬たちとともに山へ入ることもあります。

「農家であり、猟師である。だいたい山にいる。」

これは少し変わった言葉に見えるかもしれませんが、私たちの日々をそのまま表した言葉です。

柑橘を育てることも、山を見回ることも、この地域で農業を続けるための大切な仕事だと考えています。

畑から、まっすぐ。

タカミ・ファームが大切にしている言葉が、

「畑から、まっすぐ。」

です。

どのような場所で、誰が、どのように育てた柑橘なのか。

農家から直接お届けするからこそ、できるだけ正直にお伝えしたいと思っています。

自然の中で育つ果物なので、見た目や大きさには違いがあります。

皮に傷が付いたものや、形が少し不ぞろいなものもありますが、それも畑で育った柑橘の一つの姿です。

贈答用、家庭用、加工用など、それぞれの用途に合った形で、できるだけ無駄なくお届けすることも農家の役割だと考えています。

若い人に選ばれる農業へ

私たちは、農業をただ続けるだけではなく、これからの世代にも選ばれる仕事にしたいと考えています。

農業で安定した収入をつくり、将来は人を雇い、地域に仕事を生み出すこと。

機械やデータ、新しい技術も取り入れながら、作業の負担を減らし、無理なく続けられる農業をつくること。

簡単なことではありませんが、一つずつ取り組んでいきます。

受け継いだ園地を守りながら、新しい農業の形にも挑戦していく。

それが、タカミ・ファームの目指している姿です。

このブログでお伝えすること

このブログでは、主に次のような内容を紹介していきます。

・河内晩柑や甘夏など、柑橘の特徴や旬
・柑橘のおいしい食べ方や保存方法
・日々の農作業や園地の様子
・収穫や販売のお知らせ
・猟犬たちとの暮らしや山での活動
・作業しやすい園地づくりへの取り組み

商品ページだけでは伝えきれない、畑の様子や農園の日常もお届けしていければと思っています。

愛南町の山と海に囲まれた環境で育つ柑橘と、タカミ・ファームの日々を、これからどうぞよろしくお願いいたします。