
Variety
河内晩柑
かわちばんかん

河内晩柑は、たっぷりの果汁と、やさしい甘さ、爽やかな酸味が特徴の柑橘です。
ほのかな苦みとすっきりした後味から「和製グレープフルーツ」とも呼ばれ、気温が高くなる春から夏にも食べやすい味わいです。
愛南町は河内晩柑の生産が盛んな地域です。河内晩柑は寒さに弱い一方、前年に実った果実を翌年まで木に残して育てる、長い栽培期間を必要とします。冬でも比較的温暖で霜の少ない愛南町の気候は、その栽培に適しています。
タカミ・ファームでは、収穫直前まで果実を木に残す木成り栽培を行っています。一般的には春までに収穫して貯蔵する方法もありますが、木成り栽培では、春以降も果実を樹上で育てながら、熟し具合を見て順次収穫します。長く木の上で育てることで酸味が穏やかになり、果汁を豊かに含んだ、すっきりとした味わいへ変化していきます。
収穫時期によって、味わいや見た目にも変化があります。
比較的早い時期は、爽やかな酸味と果肉の張りを感じやすく、季節が進むにつれて酸味が落ち着き、やさしくまろやかな味わいになっていきます。
一方で、果実を長期間木に成らせているため、後半の時期になるほど、風で枝や葉に触れてできる傷、雨や日差しによる果皮の変色、黒点やシミなどが増え、外見は少しずつ素朴になっていきます。
また、気温が高くなると、一度黄色くなった果皮の一部が再び緑色になる回青現象が起こることがあります。緑色が残っていると未熟なようにも見えますが、果肉が未熟に戻ったわけではありません。中身は十分に熟しており、味や食べ頃に問題はありません。

河内晩柑は、見た目がきれいな時期だけが旬ではありません。春の爽やかな味わいから、夏に向かって変化するまろやかな味わいまで、長い期間の中で異なる表情を楽しめる柑橘です。
冷蔵庫でよく冷やし、果汁をこぼさないようにナイフで切って食べるのがおすすめです。そのまま食べるほか、果汁を搾ってジュースにしたり、ゼリー、シャーベット、サラダなどに使ったりしても、爽やかな風味を楽しめます。
愛南町を代表する柑橘であり、タカミ・ファームが最も多く育てている主力商品です。木の状態や果実の熟し具合を一つずつ確認しながら収穫し、その時期ならではの味わいを農園からお届けします。
Season
4月〜8月